フィールド環境コース

 現在の地球では、高度な技術文明の発達と人口の爆発的増加にともなって、資源の乱用や水・大気・土壌の汚染、生物多様性の著しい減少など、様々な問題が生じています。これらの問題に対して、まず、原因をしっかりと突き止めたうえで、環境修復・環境保全の対策を考えなければなりません。そのためには、深い専門知識と同時に、生態系を地球規模から身近な自然まで、様々なスケールで総合的に理解できる能力が必要です。本コースでは、生態系を構成する個々の生物の特性や環境との相互作用、および環境中の物質循環について、時間的・空間的にミクロなスケールからマクロなスケールにわたって学びます。特に里海・里山・水環境を主な対象として、フィールドおよび実験室で,化学的・生物学的手法をはじめとする様々な分野の手法と理論を活用し調査・解析に取り組みます。そして、環境や生物多様性の利用・管理および保全に実践的に取り組む力を身につけます。

里山・里海・身近な水辺のフィールドワークから生態系の仕組みと環境問題を考える

蒔田将吾

フィールド環境コースでは、山や海へ行き様々な野外調査をします。自然の中での調査はのびのびとしていて、とても心地いいです。また、海外や南西諸島で研究することもあります。私は与那国島や石垣島でアリの調査をしました。いっしょに野外へ出て、生物や環境について学びましょう。

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