香川大学農学部では、食品の安全に関する研究・教育活動を通じ、タイ、中国、ベトナムなどアジア諸国の大学との間で国際的な学術・学生交流の深い関係を築いてまいりました。こうした取り組みの一環として、この度、四国の食品企業と大学・行政が連携して、食品市場の飛躍的成長が期待されるベトナムへの海外展開に伴う課題や、食品・食材の輸出入の可能性などを探る調査ミッションを派遣・実施することとなり、現在、参加企業を募っております。
この調査ミッションを通じて、参加企業や四国の食品産業界による国際的な事業展開の有益な情報が得られ、また、今後の両国地域相互の発展方向を探る機会となることを目指します。
＜ベトナム・メコン地域の食品産業調査の背景＞
世界的な経済の停滞が長びき、深刻化する中、東南アジア諸国の経済・産業、人口の成長・発展は著しく、これら諸国との経済・産業面での交流や交易の拡大が四国地域ひいては我が国の新たな成長にとって欠かせない課題となってきています。また、中国の経済・投資環境が次第に変化し、先行きの不透明感が増す中で、近年、「チャイナ・プラス・ワン」の新たな投資先あるいは輸出入の市場として注目を集めているのがベトナム、そして近隣のメコン地域諸国です。多様で豊かな食材を産し、独自の麺文化 を持つベトナムは、四国の食品産業界にとって有力なパートナーとなる可能性を秘めています。本事業は、一般財団法人貿易研修センターによる国際経済産業交流事業の平成24年度採択事業として、本学が同センター及び四国経済産業局との共催により実施します。
＜調査ミッションの概要＞
◆訪問国・地域：ベトナム（ハノイ、ホーチミン、カントー各都市と周辺地域）
◆実施期間：2012年10月14日(日)〜10月21日(日)
◆実施内容：
- 政府関係部署、地方行政庁への四国食品産業の現状報告（関心・要望事項等）
- 食品・流通関連企業への視察・ヒアリング
- ハノイ工科大学等への訪問、「食の安全」セミナー、プログラム案内
- 食品・流通市場調査 など
◆募集人員：15名程度（先着順）
行程及び申込み方法等の詳細は、下記の資料をご参照ください。
東南アジア食品産業調査ミッション案内
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