動物機能生化学研究室は、2000年4月に亀下が香川大学に赴任した際に開設された研究室です。初年度は、教授と学生2名の小さな研究室でしたが、2002年に末吉紀行助手(現在准教授)が九州大学から着任しました。その後、卒論研究の学生が年々研究室に分属し、現在教員、大学院生、卒論生合わせて総勢16名の研究室になっています。(2012年7月現在)
      
左上から順に「2002年」「2004年」「2005年」「2006年」「2008年」「2009年」「2011年」「2012年」のメンバー
<研究室の紹介>
研究室のメインテーマは、タンパク質リン酸化反応を介した細胞内情報伝達制御メカニズムに関する研究です。様々なプロテインキナーゼやプロテインホスファターゼが関与する生命現象の一端を生化学的・分子生物学的手法で解明することを目指しています。“動物機能生化学”という名の通り、当初は動物を対象とした研究テーマに取り組んでいましたが、現在では、他研究室との共同研究も行っており、その研究対象が、動物にとどまらず植物やキノコにまで広がっています。
私たちの研究室では、今後もタンパク質リン酸化反応を中心とした研究テーマに取り組む予定ですが、研究の効率だけを追及するのではなく、教育的な面にも配慮しながら、独創的で特色ある研究を目指しています。
<現在の共同研究先>
・大阪大学蛋白質研究所(DNAメチル化酵素のリン酸化による制御)
・広島大学、旭川医科大学、産業技術総合研究所(CaMKPの機能、阻害剤のスクリーニング)
・香川大学農学部 田島・東江研究室(ミヤコグサのタンパク質リン酸化酵素)
・香川大学農学部 麻田・渡邉研究室(担子菌キノコのタンパク質リン酸化酵素)
ウシグソヒトヨタケの菌糸 CaMKP-Nをノックダウンしたゼブラフィッシュ胚でみられる神経細胞死(黄色い点) CaMKP-Nの核局在
研究の各論については、以下を参照してください。
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