3. 亜種isabellae (Rothschild & Jordan, 1901)21) [♂, ♀]
(分布)SOLOMON 諸島: Santa Isabel 島。[分布図4]
(発見と原記載のエピソード)サンタ・イサベル島での最初の発見者は Meek である。彼は1901年6月4日から同年7月9日までの約1ヵ月間に 6♂♂、9♀♀を採集した。原記載は、従来いわれているようにRothschildだけによるものではなく、Jordanとの連名であることを明記しておく。 また、模式標本が指定されていなかったため、Schmid (1973) はそれらの標本から次のように選定した。Lectotype : 1901.6.4.-7.9., Lectoallotype ♀ : 1901.6.30., 13 Paralectotypes (5♂♂、8♀♀)
(特徴)あまり知られていない亜種。亜種archeriと同一亜種の可能性がある。
(斑紋)♂:亜種archeriに似て、前翅の亜翅頂斑は中等度の大きさの三角形をしている上、後翅の黒色内縁部から広がる黒色鱗の濃さも亜種archeriほぼ同じで亜種regisや亜種victoriaeよりは濃いが、亜種reginaeよりは軽度である。
♀:灰白色の斑紋は亜種regisより大きく、亜種rubianusより小さく、亜種victoriaeや亜種archeriと同じ大きさである。両性とも亜種archeriとの間に明白な区別点は見られないため、同一亜種に包括してもよいかも知れない。
(変異)♀-f. zeuneri Delisle & Sclavo, 20158) (➡reginae )