gebeensis（ゲベ島亜種）

６．亜種 gebeensis Parrott, 1985⁴⁰⁾ [♂, ♀]

= latimarginata Sumiyoshi, 1989⁵⁸⁾ [♂]（Gebe島）

（分布）INDONESIA [Maluku] Gebe 島（Halmahera島とWaigeo島の間）。[分布図14]

（発見と原記載のエピソード）インドネシアのGebe島産は、1903年にJ. Waterstradt氏が採集した♂（Holotype）、1981年I. Toeante氏が採集した♀（Allotype）および２♂♂、4♀♀ (Paratype)に基づいて1985年に新亜種として記載されたが、それ以前の1979年にHaugum & Lowにより亜種poseidonとして報告されている。

（特徴）最北西に分布する亜種。特徴は乏しく亜種poseidon との識別は困難である。

（斑紋）♂：前翅の翅頂部の尖りが目立ち、緑色帯が狭い。多くは後翅の黄金斑点を欠く。

♀：翅の地色は濃黒褐色。後翅の翅室斑のうち第3 – 5室は中室に達する。個体によっては中室先端に小白斑が出現する。