7) ゴライアストリバネアゲハ (sp. goliath Oberthür, 188816))
Ssp. procus (Rothschild, 1914)(セラム島亜種)
Ssp. goliath Oberthür, 1888(名義タイプ亜種)
Ssp. atlas (Rothschild, 1908)(オニン半島亜種)
Ssp. sorongensis Morita & Sugiyama, 1998(ドベライ半島亜種)
Ssp. samson Niepelt, 1913(アルファック山脈亜種)
Ssp. ukihidei Hanafusa, 1994(ヤーペン島亜種)
Ssp. ‘prometheus’ (tentative name) Ohya, 2022(マオケ山脈亜種)
Ssp. supremus (Röber, 1896)(ニューギニア島北東部亜種)
Ssp. titan Grose-Smith, 1900(ニューギニア島南東部亜種)
(分布) INDONESIA [Maluku] Waigeo島, Salawati島, Batanta島, [Irian Jaya] New Guinea 本島西側, Yapen島;PNG (New Guinea本島東部), Goodenough島。[分布概念図 14]
(垂直分布)海抜 0 – 2,000 m。
(斑紋)♂:前翅は幅広い三角形、後翅の翅頂は丸味を帯び後角は尖る。表面では他のSchoenbergia亜属の種と異なり肘状帯が臀縁帯と完全に融合し三角形の帯となるので、亜前縁帯とで2本の帯だけである。後翅はほぼ全体が半透明黄金斑で、多くは3個の緑色翅室斑点があり、個体によってはその中に小さい黒色斑点がある。眼球後縁の白色条と側胸部の紅毛は存在する。
♀:亜属中最大で、翅幅は広い。翅の地色は暗褐色から黒褐色で、亜種procus を除けば他の亜属の斑紋と基本的には同じである。後翅の翅室斑は高地性のものは全体が黄色になる傾向があるが、平地性のものは内側が白い。また、眼球後縁の白色条と側胸部の紅毛はある。
(食草)ヤーペンウマノスズクサ(Aristolochia sp. D (fromYapen I.)、フトミャクウマノスズクサ (A. crassinervia )、ゴライアスウマノスズクサ (A. goliathiana )13)。