4. Ssp. sorongensis Morita & Sugiyama, 199814) [♂, ♀]
(分布)INDONESIA [Irian Jaya] Salawati島, Doberai半島(Sorong, Katimin II) 。[分布図52]
(発見と原記載のエピソード)この新亜種はIrian JayaのDoberai半島の最西端部のSorongで採集された10♂♂, 7♀♀に基づいて1998年、守田・杉山両氏によって記載された亜種。分布上、すぐ南に位置するOnin半島には別亜種atlasが生息する。亜種名sorongensisは生息地名に由来する。
(特徴)低地性の亜種。分布域が近いことや同じく低地に生息することを考慮すれば、亜種atlasと同一亜種であるという可能性もある。
(斑紋)♂: 低地性の亜種atlas とのはっきりした識別点は見い出せない。
♀: 前翅に斑紋はすべて揃っていて、特に亜翅頂斑が際立って大きいのが特徴。後翅の翅室斑の外側は黄土色、基側が白色であるが黒色鱗で濃く覆われる。腹部の上面は灰色、側・下面は黄色で、低地性の亜種であるため高地性の特徴である体毛はない。