8. 亜種misoolana Deslisle, 19852) [♀][♂: Deslisle, 19893)]
(分布)INDONESIA [Irian Jaya] Misool島。 [分布図43]
(発見と原記載のエピソード)Misool島の最初の標本(♀)は1912年鳥類学者Erwin Streseman氏によって採集され、Rothschild卿によって1915年、名義タイプ亜種として報告された。その後、1985年にDeslisle氏が5♀♀に基づき亜種misoolanaとして記載し、♂も4年後の1989年、同氏によって報告された。
(特徴)殆んど知られていない亜種。タイプ標本(♀)は1000mの高地で採集された。
(斑紋)♂:ずんぐりした感じであるが、他の亜種との識別は困難である。
♀:ずんぐりして丸みを帯びる。翅の地色は黒褐色。前翅の白斑は中等度の大きさで、中室斑と第2室の翅室が目立つ。後翅の第6室と第2室の暗色翅室斑点が大きく地色と融合するため翅室斑が小さくなる個体が多い。翅室斑の翅脈の黒色鱗による縁取りは中室側ではない。(Holotype, Paratype は上記のものと異なり、翅室斑は大きく広がり、暗色翅室斑点は小さく別亜種の感がある)。