wasiorensis（ウォンディウォイ山脈亜種）

4．亜種(?) wasiorensis Deslisle, 2007⁵⁾ [♂, ♀]

（分布）INDONESIA [Irian Jaya] (Wondiwoi山脈 – Wasior)。[分布図45]

（発見と原記載のエピソード）Irian JayaのWandammen半島にあるWondiwoi山脈（Wasior, 800 m）で、1980年９月に採集された11♂♂、４♀♀に基づいてDeslisle氏が2007年に記載した亜種。亜種名は採集地Wasiorに因む。

（特徴）標本数が少なく今後の検討を要する。

原記載では、♂の前翅のすべての帯が狭く色も単一色であること、♀の後翅の中室斑が小さく、亜外縁部は暗色鱗により暗く、暗色外縁帯が広いことを挙げているが、個体変異を考えるとその範疇にあるようにも思える。更なる検索が必要である。ちなみに筆者が所蔵する４♂♂,２♀♀では名義タイプ亜種との差異は見い出せなかった。