2.亜種mariae Neukirchen, 199311) [♂][♀: akikoae Morita, 19949)]
= akikoae Morita, 19949) [♂, ♀]( Batu諸島(Tanahmasa島), Indonesia )
(分布)INDONESIA [N. Sumatra] Batu諸島 (Tanahmasa島, Tanahbala島)。[分布図60]
(発見と原記載のエピソード)1978年2月、S. & W. Zöllerの両氏によってバツー(Batu)諸島で採集された1♂に基づいてNeukirchen氏 (1993) が最初に報告した。その翌年、同諸島のタナマサ(Tanahmasa)島で採集した4♂♂、3♀♀に基づき亜種akikoae として守田氏も発表した。亜種名のmariae は記載者の祖母Maria Kringsに因む。
(特徴)最初、Neukirchen11)により1♂のみ(♀は未知)で記載され、翌年、守田9)によって再記載された亜種である。亜種jikoiの生息地のすぐ南に生息する亜種であるため類似点が多い。
(斑紋)♂:亜種jikoiに似て、前翅表面の金緑色楔状斑は小さくすべて分離し、後翅の金緑色斑は小さく前縁室まで広がらないし、白斑もない。裏面のコバルト青色斑は亜種jikoi より大きい。
♀:前翅の亜翅頂部の白斑は大きいが、楔状斑は小さい。裏面では両翅のコバルト青色斑は亜種jikoiより明瞭である。