2.亜種critonides (Fruhstorfer, 1903)2)[♂, ♀]
(分布)INDONESIA [Maluku] Obi島, Obilatu島。 [分布図101]
(発見と原記載のエピソード)Fruhstorfer (1903)はオビ島で採集した5♂♂2♀♀(?)をもとにcritonに似た別亜種という意味でcritonidesと命名した。
(特徴)名義タイプ亜種より幾分小型で、♀の変異が少ない。
(斑紋)♂:名義タイプ亜種との斑紋上の違いは見られない。
♀:現在は下記の3型が知られている。後翅の暗色翅室斑点が大きいため、翅室斑が小さい。
♀-f. critonides (Fruhstorfer, 1903)2) (=melas (Jordan, 1908)5)): 前翅の翅脈条は暗色型・後翅の斑紋黄色 (♂型の♀)。
♀-f. cinna Fruhstorfer, 19083): 前翅の翅脈条は明色型・後翅の斑紋黄色。
♀-f. clara (Jordan, 1908)5): 前翅の翅脈条は明色型・後翅の斑紋クリーム色。
(変異)♂-f. hypactis (Niepelt, 1927)7)(前翅の斑紋変異)裏面で、翅脈に沿って青白色の条斑が存在するもの。