1.亜種haliphron (Boisduval, 1836)1) [♂][♀: (Felder, 1860)3)]
(分布)INDONESIA [S. Sulawesi] Palopo, Bulu Dua, Pangkajene, Maros, Bantimurung, Ujung Pandang (=Makassar), Bantaeng。 [分布図104]
(発見と原記載のエピソード)セレベスで採集された♂に基づきBoisduvalが1836年Ornithopteraの独立種として記載したのが最初である。また、♀に関する最初の記載は1860年Felderが♂とともに報告したものである。
(特徴)本種では最初に発見された亜種。Sulawesi島に産する唯一の島嶼性亜種ではない亜種で、♂の後翅の斑紋が最も小さい。
(斑紋)♂:後翅の半透明黄金斑が非常に小さく、多くの個体では前縁室から第3室までの5個の翅室斑だけで、中室斑は欠如するが、稀に中室に小さい黄金斑点が出ることがある。
♀:亜種pallensに酷似するが、翅の地色が幾分濃く、黄色斑紋もいくらか小さい。暗色翅室斑点は小さく翅室内に孤立する。後翅裏面の色は乳黄色。