3.亜種pistor Rothschild, 189612) [♂, ♀]
(分布)INDONESIA [S. Sulawesi] Tanahjampea島, Bonerate諸島 (Kalao島, Bonerate島), Karompa Lompo島, Kalaotoa島, Madu島。 [分布図106]
(発見と原記載のエピソード)Selayar島よりさらに南の諸島であるTanahjampea諸島やBonerate諸島で1895年にA. Everettが採集した標本に基づき1896年にRothschildが記載した亜種。
(特徴)亜種pallensの生息地Selayar島から約60 Km南に生息している島嶼に生息している。この亜種は外観的には亜種pallensの間に殆んど差異が見い出せないので同一亜種とされることもあるが、多少の差異が見い出せるのでここでは亜種とした。
(斑紋)♂:前翅の翅脈条は亜種pallensより暗い。後翅の前縁室の黄金斑が亜種pallensでは台形なのに、それより小さく三角形をした個体が多い。腹部下面の黄色の縁取りが狭い。
♀:亜種pallensより幾分小型。翅の地色および腹部上面の色が濃く名義タイプ亜種に似る。後翅の斑紋は亜種pallensに似るが、裏面の斑紋は黄色で、亜種pallensのように乳白色ではない。