3.亜種heptanonius (Fruhstorfer, 1913)3) [♂, ♀]
(分布)INDONESIA [Maluku] 西Daya諸島(Damar島)。 [分布図111]
(発見と原記載のエピソード)heptanoniusはFruhstorfer (1913)がダマル島で自ら採集した標本(4♂♂、3♀♀)に基づいて記載した。
(特徴)亜種staudingeriや亜種ikarusと識別できないほど酷似する。
(斑紋)♂:後翅の半透明黄金斑は前縁室から第2翅室まであり、第6-2翅室では翅室のほぼ半分の長さ、中室斑はほぼ第7脈と第2脈の起始部を結んだ線の外側にある。頸部・側胸部は紅毛がある。
♀:前翅の中室斑および翅脈条斑は灰白色でかなり明瞭で、中室斑は第3脈の起始部まで広がるが、翅脈条斑の第1b脈および第2脈に沿うものは中室まで達しない。後翅の黄色斑は第1b – 6翅室の中室側1/3、中室斑は第7脈と第2脈の起始部を結んだ線の外側にある。第1b室は乳白色。頸部・側胸部には紅毛がある。