世に黄金色の生物はしばしば存在するが、ビクトリアトリバネの後翅亜外縁の黄金斑ほどの黄金色は見たことがない。かのテイオウニジダイコクコガネSulcophanaeus imperator (Linnaeus, 1758)(南米アルゼンチン産)の頭部・前胸部もこれには敵わない。鱗粉一つ一つが粒立って見え、砂金を素手ですくうトレジャーハンターになったかのような錯覚にとらわれる。残念ながら高精細写真をもってしてもその美しさを再現することはできなかった。ぜひ実物を見てほしい。(安井)
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世に黄金色の生物はしばしば存在するが、ビクトリアトリバネの後翅亜外縁の黄金斑ほどの黄金色は見たことがない。かのテイオウニジダイコクコガネSulcophanaeus imperator (Linnaeus, 1758)(南米アルゼンチン産)の頭部・前胸部もこれには敵わない。鱗粉一つ一つが粒立って見え、砂金を素手ですくうトレジャーハンターになったかのような錯覚にとらわれる。残念ながら高精細写真をもってしてもその美しさを再現することはできなかった。ぜひ実物を見てほしい。(安井)