機能生化学研究室

研究室分属に関する情報

分属の際の注意事項や履修推奨科目など

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更新日 2016-07-12 | 作成日 2008-01-20

研究室分属に関する情報

<研究室分属を考えている学生の皆さんへ>


機能生化学研究室(末吉研究室)では、生命現象のメカニズムに興味を持ち、研究に取り組みたいと思っている皆さんの分属を歓迎します。研究室について詳しく知りたい人、実験室を見学したい人は、研究室(BE棟4階)を訪問してください。

<指導教員からの一言>


私たちの研究室では、課題研究に取り組む中で様々な問題を解決するための能力を養うことを目指しています。どんな社会でも失敗しない人はいませんが、失敗してもめげず、その失敗を次に活かせる人は、研究室でも必ず成長できると思います。これまでの成績の良し悪しは関係ありませんので、楽天的で気持ちが前向きで実験が好きな人は大歓迎です。生命現象の巧妙な仕組みを解いてみたいと思っている人は、私たちの研究室で一緒に研究しませんか。

<研究室の一週間>


大学で研究する際には、正確な実験手技は言うまでもなく、自分の研究分野の情報収集能力や、自分の研究成果を他人に分かりやすく説明する能力も必要となります。そのため私達の研究室では、実験だけでなく学生間、学生と教員の間のディスカッションや研究発表にも力を入れています。

研究室では、雑誌紹介やミーティングなど公式行事が週3回あります。「多い!」と思うかも知れませんが、自分の研究への理解を深め、プレゼンテーション能力を養う上では非常に重要です。

月曜日 研究報告会(18時〜)
    期間内に行った実験に関して、資料をつくってプレゼンテーションする。

火曜日 ひたすら実験
水曜日 ひたすら実験

木曜日 ジャーナルクラブ(戦略的勉強会)(18時〜)
    プロジェクターを使って自分のテーマに直接関係のある英語論文1報を説明・紹介・質疑応答する。(学会形式:プレゼンテーション能力を養う)

金曜日 ミーティング(18時〜)DSCN0151 のコピー.JPG
    実験ノートを持ち寄って、実験の進み具合を研究室の全メンバーで確認する。ノートとデータを書画カメラでスクリーンに映写し、プレゼンテーションする。

土曜日 自由(実験したい人は平日と同様に実験している。)

日曜日 自由(実験したい人は平日と同様に実験している。)

きちんと目的意識を持って取り組んだ学生は、研究室に来た当初と比べて驚くほど成長して巣立って行きます。
学生の皆さんが自覚を持って取り組んでください。

<研究室卒業生の主な動向>

卒業生の主な就職先

学部卒は民間企業の一般職や公務員がほとんどですが、修士卒になると研究・開発職も目につきはじめます。博士号取得者は民間企業の研究職、国立大学の博士研究員、大学教員などに就職しています。

主な受賞実績

平成27年度
第56回日本生化学会中国・四国支部例会、シンポジウム 学術奨励賞 大井 愛海(修士1年)  2015年5月 島根大学

平成26年度
第55回日本生化学会中国・四国支部例会、シンポジウム 学術奨励賞 小野内 貴士(連大・博士2年)  2014年6月 愛媛大学
The 15th IUBMB-24th-FAOBMB-TSBMB Conference, Poster Award 片山 将一(連大・博士3年) 2014年10月, Taipei

平成25年度
第86回日本生化学会大会 鈴木紘一メモリアル賞 山下 翔(修士1年)2013年9月 パシフィコ横浜

平成24年度
第85回日本生化学会大会 鈴木紘一メモリアル賞 小野内 貴士(修士2年)2012年12月 マリンメッセ福岡・福岡国際会議場

平成22年度
第51回日本生化学会中国・四国支部例会、シンポジウム 学術奨励賞 千賀 由佳子(修士1年) 2010年5月  山口大学
第51回日本生化学会中国・四国支部例会、シンポジウム 学術奨励賞 馬場 裕美(修士1年) 2010年5月  山口大学

平成18年度
第47回日本生化学会中国・四国支部例会、学生優秀発表賞 杉山 康憲(修士2年) 2006年5月  鳥取大学

当研究室での博士号取得者

2016年
小野内貴士「CaMキナーゼホスファターゼの機能制御に関する分子メカニズム」日本学術振興会特別研究員DC2

2015年
千賀由佳子「CaMKIδの胚発生過程における機能解析および活性調節機構の解明」日本学術振興会特別研究員DC1

馬場裕美「新規in-gel phosphatase assay法の開発とCaMキナーゼホスファターゼ(CaMKP)の活性制御機構の解析」
日本学術振興会特別研究員DC2

片山将一「Multi-PK抗体を利用して取得したプロテインキナーゼ(PKL01, CDKL5)に関する酵素学的研究」日本学術振興会特別研究員DC2

2013年
金子啓祐「担子菌キノコのシグナル伝達に関与するプロテインキナーゼの研究」日本学術振興会特別研究員DC1

2011年
永峰賢「Doublecortin-like protein kinase (DCLK)の細胞内プロセシングならびに各種DCLK変異体を用いた微小管結合能の比較解析」

2010年
杉山康憲「プロテインキナーゼを網羅的に解析する手法の確立と糖尿病研究への応用」日本学術振興会特別研究員DC1→PD(東京大学)

下村幸子「ゼブラフィッシュDoublecortin-like protein kinaseの機能解析と内在性基質の探索」 日本学術振興会特別研究員DC1

2009年
二村貴樹「カルモジュリン依存性プロテインキナーゼホスファターゼ(CaMKP)と核局在型CaMKP (CaMKP-N)の機能の解析」 日本学術振興会特別研究員DC2

分属前の学生からよくある質問

Q:分属するのに必要な条件はありますか。
  A:分属した後で苦労しないように、分子生物学や生物化学などの基礎的科目の他に、末吉准教授の担当する科目を履修してください。特に、3年生の前期には機能生化学を開講しています。選択科目ですが、ぜひ履修してください。

Q:分属するときにはどうしたらよいですか。
  A:分属を決める前に、まず末吉教員のところに来て少し話をしましょう。私たちから研究室の方針や研究の内容について説明します。できるだけ先輩の話を聞いたり実験室を見学したりして、十分納得した上で分属を決めてください。

Q:研究室でのタイムスケジュールはどうなっていますか。
  A:朝9時半には来るようにしてもらっていますが、遅刻や無断欠席は厳禁です。何らかの理由で遅れたり来られない場合は、必ず連絡を入れてもらいます。ゼミ以外の時間帯は、自分で実験スケジュールを決めて自由に過ごしたらいいと思いますが、だらだらと実験を続けて夜中にならないよう、手際よく進めてください。朝早く来て手際よく実験を進め、夜は早く帰って思いっきりプライベートを充実させることを推奨しています。

Q:大学院に進学しようか、それとも就職しようか迷っているのですが。
  A:これまで私たちの研究室を卒業した4年生の半分以上が大学院に進学しています。私たちも、それぞれの学生の意思を尊重しますが、研究に興味があるのであれば修士課程への進学を勧めています。

Q:分属した後アルバイトをしたいのですが、可能でしょうか。
  A:生活するのに必要であり、また研究活動に差し支えのない範囲での最低限のアルバイトについてだけ許可しています。研究室の一週間の予定を見ていただくとわかるように、研究活動は結構忙しいです。

Q:分属後に研究テーマはどのように決まるのですか。
  A:分属後約1ヶ月は、私たちの研究室で頻繁に使う基本的技術を習得するための練習実験をしてもらいます。その間にそれぞれの学生の適性をみたり、希望を聞いたりしながら、最終的には末吉教員と関係する大学院生と本人とで相談して卒論テーマを決めます。

Q:研究室訪問はいつできますか。
  A:教員は常に部屋で待機しているわけでありません。事前に末吉(sueyoshi@)まで連絡をして予定を確認してください(@の後ろにag.kagawa-u.ac.jpを入れてください)。学生の皆さんの研究室訪問や見学は大いに歓迎します。

Q:研究室のイベントにはどのようなものがありますか。
  A:毎年の恒例行事に研究室旅行があります。これは例年夏に1泊で行く事が多いですが、これまで別府温泉、白浜アドベンチャーワールド、山陰(皆生温泉→出雲大社→大山)、高知などに行きました。2011年は徳島(といってもほぼ高知県境)の‘まぜの丘’にキャンプに行き、ドッジボール、バドミントン、釣り、温泉、海水浴、バーベキュー等をしました。一部は研究室の近況のところに写真が出ています。また、春の花見バーベキューの他、卒業式の時期や論文が受理された時、新人が加入した時など、折を見つけては何かしらのイベントが開催されます。

Q:研究室は忙しいと聞いていますが、部活は自由に出来ますか。
  A:サークル活動や部活動は、大学生活において大事な活動だと思います。実際、研究室に分属してからも活動を続けている人は結構います。実験するときは実験に集中、研究室外での活動をするときにはそちらに集中し、しっかり気持ちを切り替えメリハリを付けて取り組む事を進めています。

Q:博士課程に進学した先輩は過去何人ぐらいいますか。
  A:博士課程は愛媛大学、高知大学、香川大学の3大学で連合大学院が構成されています。機能生化学研究室(動物機能生化学研究室)が2000年に出来て以来、修士課程から博士課程に進学した先輩は9人です。その先輩たちは、他大学のポストドク(博士研究員)になったり、大学教員になったり、製薬会社や化学系の会社に就職して研究を続けています。