コース概要
コースの目的
本コースは、経済産業省と文部科学省の共同事業としてはじまった「アジア人財資金構想」(実践留学生育成教育事業、専門留学生育成教育事業)として、香川大学は、冷凍食品を扱う日本企業や海外展開する日系食品企業とコンソーシアムを形成し、「日本の食の安全」の観点から、作物の育成・収穫・加工・流通・販売に至るまで総合的に食の安全に必要な能力を体系的に身につけ、日本語能力や日本文化を正しく理解した優秀な国際人、且つ経営感覚を身につけた企業幹部となりうる人材を育成することを目的に実施しています。
求められている人物像
- 1. 冷凍食品製造技術を食材の生産から食品の流通まで体系的に学んだ人
- 2. マネージメントの分かる技術者
- 3. 技術力を戦略へと発展志向する技術者
- 4. 課題発掘、課題解決能力を有し、業務遂行能力のある技術者
- 5. 食の安全(HACCP, トレーサビリティー)を熟知し、消費者の利益を守る技術者
- 6. ISO9001など世界標準の管理法を知り、工場新設に活躍できる人
カリキュラムの特徴
- ★日本理解力養成
- ビジネス日本語、ビジネス教育から高度専門コミュニケーション能力の育成
- ★食の安全教育
- 冷凍技術・食品保存料・食品包装技術、流通システム、ISOの概念など高い専門性を実践的かつ理論的に教育
- ★リーダー養成
- リーダーとしての技術経営戦略の構築法を身につける
目指すところ 自立化計画
香川大学では、下記の活動を通して、2年間の経済産業省の支援するプログラム終了後も、コンソーシアムメンバー企業と同様の内容のプログラムを継続できるよう検討しています。また、食の安全分析センターの設立により教育内容の充実を図る予定です。
- ・学生生活と教育環境整備の自立化:香川大学アジア人財育成基金(仮称)設立
- ・就職活動の自立化:香川大学キャリア支援センターとの協力
- ・教育支援の自立化:リカレント教育拠点機能の充実
- ・ビジネス日本語教育の自立化: 実践事業との合同委員会にて検討