ワイン用ブドウ‘香大農R-1’ はトカラ列島以南に自生する野生種リュウキュウガネブ(Vitis ficifolia var. ganebu)と栽培品種‘マスカット・オブ・アレキサンドリア’(Vitis vinifera)の交雑種である。この度、香川大学農学部附属農場 望岡亮介名誉教授、諸隈正裕教授らの研究グループと香川大学医学部自律機能生理学 平野勝也名誉教授(現福岡歯科大学)らの研究グループとの共同研究により、その50%エタノール抽出物は、トロンビンなどのセリンプロテアーゼ活性を非競合的に阻害し、ブタ大動脈内皮細胞においてトロンビン誘発の細胞内Ca2+シグナルを抑制することで、血管疾患に関与するプロテイナーゼ活性化受容体1(PAR1)を介した細胞内シグナル伝達を阻害することが判明した。成分分析の結果、この抑制効果の約半分は抽出物に含まれるカテキンやレスベラトロールなどのポリフェノール類に起因しており、血管疾患予防に向けた天然成分活用の可能性が示された。本研究成果は、2026年7月2日Fitoterapia誌に発表された。
URL:https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0367326X26002868
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