講演会, May 22, 2026.

演題 「化学合成とタンパク質の部位特異的修飾・解析を基盤とする昆虫の卵休眠時間読み機構および深海イカ生物発光の分子機構の解明」

講師 磯部 稔、名古屋大学 名誉教授

日時 2026年5月22日(金)14:00 – 15:30

場所 香川大学農学部BW106教室

要旨 

化学構造の複雑な生理活性天然有機化合物の立体特異的全合成を果たすための基本原理として「配座抑制論」を最近まとめた。必要な化合物を分子設計して活用することにより、生物現象の根幹に関わる多数の天然物とそれにまつわる生体分子に関して生物有機化学的に説明し活性を制御することができた。それらの中から、カイコの卵休眠について、休眠を誘導するホルモン、休眠間発達終了までの時間と温度を読むタンパク質と制御因子の動態を追った。また、沖縄海域に生息するトビイカの大きな発光器の生物発光について、発光タンパク質と発光基質の分子機構を解明した。手段としてピコモルレベルのナノLC-MSを用いた超微量分析法についてもあわせて解説する。

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