応用生命化学研究センター第6回公開シンポジウムの実施報告

 平成27年3月9日(月)午後1時15分より、香川大学農学部BW106講義室にて、応用生命化学研究センター主催の第6回公開シンポジウム「生命を分子レベルで探究する」を開催しました。参加者は、55名でした。また今回は、香川大学国際学術・交流プロジェクト「東南アジア産の植物の生物活性物質を利用する医薬・農薬の研究開発と早生樹のバイオマス利用」が共催いたしました。
 片岡学部長の開会の挨拶の後、京都大学生存圏研究所教授の梅澤俊明先生による「熱帯植物の持続的生産利用と植物バイオマスの高度利用に向けたリグニン代謝工学」について、最先端の研究成果およびインドネシア等の東南アジアとの国際交流に基づく基調講演が行われました。イネを用いてリグニン代謝工学を駆使して、稲ワラのリグニン量を70%も減少させて、パルプ化・製紙とバイオエタノール生産に有利にするものを作出することに成功し、さらに、稲ワラのリグニン量を逆に50%も増大させて、発熱・発電やガス化等のエネルギー利用に有利なものを作出することを可能にしたというお話に、感銘を受けました。
 この後、応用生命化学研究センター教員の亀下先生による「プロテインキナーゼの細胞内標的分子の探索」、川浪先生による「希少糖脂肪酸エステルの合成と生物活性評価」、古本先生による「ヒマワリ根滲出物からのストリゴラクトン様根寄生雑草発芽刺激物質」、渡邉先生による「担子菌ウシグソヒトヨタケのオートファジーについて」の最新の研究報告が行われ、活発な質疑・討論が行われました。