平成30年度香川大学大学院農学研究科 日本の食の安全特別コース入学式

【農学部広報担当】

 平成30年10月5日(金)に、香川大学農学部において、日本の食の安全特別コース第10期生9名(中国3名、ベトナム2名、タイ3名、台湾1名)の入学式が下記のとおり執り行われました。
 日本の食の安全人材育成プログラムは、香川大学において「日本の食の安全」の観点から食品企業とコンソーシアムを形成し、作物の育成・収穫から加工・流通・販売に至るまで総合的に食の安全に必要な能力を身につけた人材の育成、高い日本語能力を有し、かつ日本文化を正しく理解した国際人、そして経営感覚を身につけ、将来企業幹部となりうるグローバル人材の育成をしています。
 平成21年度、経済産業省と文部科学省の共同事業として始まった「アジア人財資金構想」高度専門留学生育成事業からスタートし、平成24年度からはプログラムの自立化に成功し、グローバル化する日本の食品産業を支える食の安全・健康推進教育の日本で唯一の産学連携プログラムとして、コンソーシアム企業や四国経済産業局の支援を受けながらプログラムの管理・運営を行っており、今回10期生の入学となります。
 入学式では、まず筧新学長より、10年を経て完成した本プログラムを履修し、2年後にはそれぞれの国を繋ぐキーマンとなれるよう、入学生へ優しい簡易な日本語で激励の辞が述べられました。またご来賓を代表し、四国経済産業局地域経済部長 吉岡様からは、大学(人材育成)と企業(就職)が繋がった本事業の円滑な実施にかかる関係者へのお礼と、グローバル人材への期待が述べられ、日本ハム(株)十河様からは、会社のフィロソフィーは「食べる喜び」であり、入学生へは2年間、日本の食にたくさん触れて、それにより日本の文化や風土を学んで欲しいと、お祝いの辞をいただきました。
 最後に入学生を代表して、中国出身の姚 明雪(ヨウ メイセツ)さんが流暢な日本語でこれからの学生生活への意気込みを宣誓しました。これから2年間の課程を経て、優秀なグローバル人材へ成長することを期待しています。
 また引き続き、事業開始から10年の長きにわたり、本コースの運営に多大なるご協力を頂いていますコンソーシアム企業様に対して、これまでの業績に感謝の意を表し、筧学長から感謝状を贈呈しました。

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