「オリーブシンポジウム 生産と加工の最前線」を開催

【食品安全・機能解析研究センター】

 平成30年11月19日(月)、午後1時30分より農学部BW106講義室にて食品安全・機能解析研究センター主催の「オリーブシンポジウム 生産と加工の最前線」が開催されました。
まず、田村啓敏先生からの主催者挨拶のあと、農学部長の深井誠一先生からの挨拶につづき、3名の講師の先生から話題提供がありました。
 最初の演者の柴田英明先生(小豆オリーブ研究所 主席研究員)からは「香川県におけるオリーブ生産の現状」と題し、香川におけるオリーブの歴史、現在の生産の現状、オイルの官能評価法、香川県が開発した新品種のオリーブについての紹介がありました。2人目の演者、鈴木俊久先生(日清オイリオグループ株式会社 上級主席)からは「現在の国内食用油市場におけるオリーブオイルの存在価値」と題し、輸入オリーブオイルと国産オリーブオイルの品質の違いや製品規格の基準の違いなどが紹介されました。最後の演者の米倉リナ先生(香川大学農学部 助教)からは「ケモメトリックスによるテーブルオリーブの機能性とおいしさの解析」と題して、日本人の嗜好にあった美味しくて健康によいテーブルオイルの開発に向けた取り組み事例やテーブルオリーブの官能評価方法についての紹介がありました。
 最後に副学部長の合谷祥一先生より閉会の挨拶があり午後3時30分に終了した。2時間と短い間でしたが、会場には企業関係者、公設試の研究者、一般の方、香川大学の学生や教職員など51名が参加し、3名の演者の話を熱心に聴いておりました。食品安全・機能解析研究センターでは、今後も食品の安全性や機能性に関するシンポジウムやセミナーを開催していく予定です。
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