SUIJI海外サービスラーニング2023年:インドネシア チブラオIPB・イモギリUGM・トラジャUNHASでの2週間

 3年ぶりのSUIJI海外サービスラーニングを実施することが出来ました。参加者全員元気に活動でき、喜びに満ちて日本に帰国することが出来ました。協力していただいた関係者の方々への感謝の気持ちでいっぱいです。

 香川大学、愛媛大学、高知大学3大学合計27名(香川大学は5名)が参加し、2023年2月25日に日本を出発し、翌朝インドネシアジャカルタに到着しました。ここからさらに3つのサイト(チブラオ、イモギリ、トラジャ)に分かれて活動開始です。いずれのサイトも7~8日の現地での活動でしたが、参加者の皆さんは雨の中を元気に茶農園、コーヒー農園、青果物農園そして観光サイトを元気に駆け巡り、インドネシア学生と寝食を共にしました。そして、地域住民の方々と交流して現地サイトでの問題点や課題(生活向上、小中学校教育、健康管理など)を語り合って活動しました。3月10日に日本帰国のためにジャカルタ空港に集まった時には、少し日焼けしたこともあってか皆さん精悍な顔つきになっていました。地域にまみれ、コミュニケーション能力を高め、問題解決のための提案をするというSUIJIの目的である活動が十分になされた気がします。活動日数が短く、現地サイトでの活動により多くの時間を割いたために、インドネシアでの3サイト合同の発表会は出来ませんでしたが、日本に帰国後にオンラインで6大学合同の発表会をしました。

 報告の締めくくりとして、参加した香川大学学生の一言を添えます。

 “他では得られない貴重な経験がたくさん得られた。特に、課題解決のために現地の方や学生と話をする体験では、自分の物の見方を大きく変えた。インドネシアの気候や暮らし、その地域に関わる課題というのは実際に自分の目で見てみなければ分らないものだと知れたことが一番の気づきでした。”

 “海外SLに参加して、自己分析をすることが出来た。自身が主体的に取り組める環境があるため、自身に対する気づきが得られた。そこから、今後取り組むべき自身の課題・目標が見えてくる。実際に、自身の興味と合致するコースを見据えることができた。”

 “海外SLは毎日が新鮮でした。日本の当たり前は決して当たり前ではないことが分かり、インドネシアの文化にもたくさん触れることができた。戸惑う事も多いけど、それ以上に楽しいと思えるもので、少しでも興味のある人はぜひ参加してほしい。”

 “慣れない環境や文化の違いに最初は驚いたが、日が経つにつれてそれらの違いが楽しみになっていた。コミュニケーションについては苦労したが、現地で覚えた言葉が伝わった際には嬉しさと一体感があった。衣食住が日本とは全く異なるインドネシアの環境で、現地の人々と共に過ごした2週間はとても有意義であった。”

 “インドネシアに行き、文化交流によって新たな視点を得ることができた。その土地の特徴や食事を体験することで、自分の考え方や一般的に考えられていることが常識ではないことをよく理解できた。言語の壁は、気持ちがあれば伝わるので会話が楽しく感じられた”

このページの管理者:農学部広報担当