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多糖類は多数の単糖(グルコースやキシロースなど)が連なってできる高分子化合物で、生物は様々なかたちで多糖類を利用しながら生きています。私たちも食物を通して多糖類を日常的に摂取しており、例えば、ご飯やパンの中には澱粉が、野菜の中にはセルロースなどの多糖類が含まれています。特に、植物が生産する多糖類は地球上に最も豊富に存在する生物由来資源の一つであり、その利用は循環型社会を構築するために重要です。
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微生物は土壌や水、植物や動物の体表や体内、高山から深海に至るまで、地球上の至る所に生息しています。微生物は植物が生産する多糖類を分解・利用するために様々な酵素を生産しており、この微生物の多糖類分解酵素は醸造や食品加工、機能性素材の生産など産業的にも非常に重要です。
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当研究室では、麹菌などの醸造微生物や土壌や海底に生息する環境微生物の培養やゲノム解析によって、微生物がどのような酵素を利用して多糖類を分解しているのか、また、それらの酵素を駆使した微生物の生存戦略を明らかにするために研究をしています。
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このページの管理者:農学部広報担当