平成25年6月18日(火)午後３時から農学部A405講義室において、農業資源・技術研究センター主催の平成25年度第１回公開セミナーを開催しました．本学部の卒業生である茨城大学農学部講師の塩津文隆博士を講師にお招きして，「バイオ燃料と食料生産・経済との競合問題」という題目で講演して頂きました。学部学生、大学院生および本学教員の約80名が参加しました。
　講演では，日本のエネルギー自給率の現状と再生可能エネルギーの開発導入が必要とされる背景の説明から始まり，バイオ燃料の種類や製造方法，特性などの説明に続いて，食料や飼料と競合しない日本型のバイオ燃料原料作物栽培について，耕作放棄地対策や地域農林業の活性化も含めて，取り組み事例を分かりやすく説明して頂きました．講演の終盤には，バイオ燃料作物の栽培による東日本大震災の被災農地の修復についても触れられ，質疑応答ののち盛会のうちに終了しました。

このページの管理者：