「国際インターンシップ in バンコク2017」を実施

【国際インターンシップ担当教員・国際交流委員会】

 平成29年9月14日(木)から9月28日(木)までの15日間、タイ・バンコクにおいて9回目の国際インターンシップ(タイ・カセサート大学、チュラロンコン大学、アサンプション大学など)を実施しました。JASSOや農学部後援会からの支援を受け、農学部2・3・4年生と修士1年生の合計16名が参加しました。
 カセサート大学でのインターンシップは、1単位の水産学部の国際共同教育プログラムとして実施されました。開校式後、英語で、食品の安全性や機能性及び食品開発や製造についての講義を受けました。また、レトルトのグリーンカレーの製造やスナックの製造とその物性測定などの実習も受けました。さらに、タイに進出している日系食品会社であるスラポンニチレイ(冷凍食品)とサイアムキング醸造(みりん製造)工場を訪問し、海外で日本に輸出さられる食品の製造現場を見学しました。最終日には、試験が行われ、試験に合格した学生は、カセサート大学水産学部から1単位が授与されました。
 チュラロンコン大学では、理学部食品工学科を訪問し、アイスクリームの製造やチュラロンコン大学博物館の見学を行いました。アサンプション大学では、タイの漬け物工場の見学などを行いました。
 また、バンコク滞在中タイ人学生との学生間交流も活発に行いました。讃岐うどんをカセサート大学やアサンプション大学の学生と一緒に作ったり、今年8-9月に本学を短期訪問(ショートステイ)したタイの学生と再会したり、ダンスパフォーマンスの披露を行たりして交流を深めました。また、タイの古都であるアユタヤ遺跡の見学やマーケットでの市場調査などを行い、タイの文化や生活を体験しました。
 参加した学生は、この2週間で大いに成長し、「海外の大学を訪問することで、日本を客観的に見つめるきっかけになった」「食品に関する関心が高まった」「商品開発や企業の考えなど香川大学では学べないことを学べた」などの声が聞かれました。今回の国際インターンシップ参加を契機に、長期の海外留学や修士課程への進学を考えるという学生が複数名おり、香川大学のグローバル化に大いに寄与するプログラムであったと考えています。
 最後にJASSOや農学部後援会からの支援に感謝いたします。また、次年度のご支援もよろしくお願いいたします。
 
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