祖谷のかずら橋の材料・シラクチカズラを学びに三好市立西祖谷中学校の生徒さん来訪

 香川大学農学部では、2018年2月に、徳島県三好市、四国森林管理局徳島森林管理署との3者で、「シラクチカズラの資源確保と活用を推進するための連携協力に関する協定」を締結し、現地での挿し木苗の繁殖や国有林内への苗の植え付けなど様々な活動を行ってきました。

令和5年7月5日(水)午後、三好市立西祖谷中学校の3年生の生徒さんたちが、総合学習の一環として、祖谷のかずら橋の材料となるシラクチカズラ(サルナシ)を学ぶため農学部を来訪されました。

 秋光和也農学部長からの歓迎の挨拶の後、農学部でシラクチカズラを含むマタタビ属植物の自生資源の研究を長年行ってきた片岡郁雄理事・副学長(専門・果樹園芸学)より、「めざせ・シラクチカズラ博士」のタイトルでシラクチカズラについて紹介がありました。生徒さんたちは、これまで知らなかった様々な特徴や果実の活用方法などをクイズ形式で楽しく学びました。

 それに続き、別府賢治教授の案内で、構内の研究圃場を見学しました。全国から収集し保存してあるシラクチカズラ、シマサルナシなどのマタタビ属植物や、それらをもとに改良した新品種などを直に見ながら説明を受けた生徒さんたちは興味津々で、果実が食べ頃になる時期や種の採り方など活発な質問が出されました。

 連携協定の取組みの一環として、このような交流ができたことはとても喜ばしく、研究の成果を次世代に伝えるとても良い機会となりました。

写真① 秋光学部長からの歓迎挨拶

写真② クイズ形式でのシラクチカズラの紹介

写真③ 熱心に聞き入る生徒さんたち

写真④ 研究圃場で説明を聴く生徒さんたち

このページの管理者:農学部広報担当