昨年に引き続きSUIJI国内サービスラーニングを関係者の方々の協力のもとに実施できました。8月20日から9月4日までの16日間プログラムを実施し、香川大学生12名、インドネシア学生6名(IPB2名、UGM1名、UNHAS3名)と例年になく多い参加者で活気あふれる活動が出来ました。初めの3日間は香川青年センターで香川大学生とインドネシア学生交えてのオリエンテーションを行い、参加者の皆さんがすぐに仲良しになり、小豆島での活動に向けた具体的にディスカッションを行ったことが今年の活動の成果につながる一つの原動力となりました。小豆島での活動では、6名ずつの3グループに分かれての活動(棚田を中心に徒歩での調査活動、中山地区住民との懇談、中山地区の子供たちとの交流、地域おこし協力隊の隊員との協働活動)により、中山地区での問題点を掘り下げました。観光客のための多言語による案内、スモールビジネスとしての茶店の提案、棚田景観保全のための観光客からの支援方策など、中山地区住民にとっての生活の場を生かした棚田の保全に役立つ検討を行いました。地域にまみれ、コミュニケーション能力を高め、問題解決のための提案をするというSUIJIの目的である活動が十分になされました。30日にはチェンマイ大学と香川大学の学長クラスの方々のSUIJI視察があり、学生たちによるSUIJI活動紹介にも大いに気合が入りました。9月2日には農学部のSUIJIに携わっている先生方を小豆島に招き、活動総括である最終プレゼンテーションを英語で実施し、修了式を行うことが出来ました。最終日には農学部でフェアウェルパーティーを実施し、2週間寝食を共にした仲間たちと大いに喜びを分かち合いました。
報告の締めくくりとして、参加した香川大学生の一言を添えます。
“海外SLとは全く違う視点でインドネシア生徒との関わりが出来て面白かった”
“2週間滞在し、地域の方と交流することで初めて見えてくる地域の課題があることを知ることができた”
“地域課題について考えるきっかけを得られ、異なる文化背景を持つ人々と交流することができて良かった”
“今回のSUIJIもしんどかった。自分自身が変わるきっかけを与えてくれるという保証があるからこそ参加し続けられた”
“地域に関する課題解決に関わってインドネシア学生と交流できた2週間は、非常に充実した時間だった”
“問題解決のために皆で力を合わせるという実際に良い経験ができ、将来の夢である国際的に活動する第一歩となった”
”対人関係における会話というスキルを高めることが出来た。インドネシア学生や地域の方々との交流で得たものを今後に生かしていきたい”
“宗教や言語、文化の違いを知ることができ、長期間英語を話すことで英語への苦手意識が減った”
“初めての場所で初めて出会う人と共に生活するのは大変だったけれども充実した日々でした。大きく成長するための一歩になった”
“言語を学ぶだけでなく、宗教や食べ物など、どれも学びになり、とても貴重な経験ができた”
“インドネシア学生が非常に親しみやすい雰囲気を作ってくれたので、初日から緊張もなく仲良く楽しく過ごすことができました”
“思った10倍過酷で、思った100倍楽しかった。学生18人で過ごしたあの時間が一生の糧になった”
このページの管理者:農学部広報担当