カリキュラム

1年半の基礎・共通科目を学んだ後、
5つのコースに分かれて専門科目を学ぶ

5つのコース制

先端生命科学コース

近年の生命科学やバイオテクノロジーのめざましい発展により,生命現象や生物が作る物質の特性や機能を分子レベルで解明して利用することが可能になってきました。先端生命科学コースでは,微生物から高等動植物までの様々な生命活動を分子・遺伝子レベルで明らかにする生命科学の基礎から,その成果を有用生物の開発や生物資源の有効利用へと役立てるための応用技術まで幅広く学ぶことができます。

アグリサイエンスコース

豊かな社会の発展に求められる安全で安定的な食料供給と、生活に潤いをもたらす園芸資源の生産開発をめざして、遺伝資源の評価と品種改良、持続可能な生産管理技術と生産環境解析、生産物の流通・利用システムなどを、フィールド技術から生命科学の知識まで幅広く実践的に学びます。さらに、アグリサイエンスの理論を基礎から応用まで体系的に学習し、連携した実験やフィールドでの実習を通して自ら検証できるユニークな教育体制を有しています。

フィールド環境コース

生物と環境との相互作用、環境中の物質循環について学びます。特に里海・里山・身近な水辺を主な対象として、化学的・生物学的手法をはじめとする様々な分野の手法と理論を活用し、フィールド及び実験室で調査解析に取り組みます。さらに、環境問題や生物の利用・管理・保全に対して実践的に取り組む力を身につけます。

バイオ分子化学コース

生物は多種多様な分子(有機化合物)を生産し、それらを自己防御や他者とのコミュニケーションに利用しています。バイオ分子化学コースでは、これらの分子の探索、構造解析、化学合成、作用機構の解析などを通して、自然界における生物の生存戦略を理解するとともに、有用な分子や関連する技術・情報などを農業、医薬、食品といった幅広い分野に提供できる人材の育成を行います。

食品科学コース

食品の持つ人間に対する種々の生体調節機能を科学的に理解し、食品の(1)機能性(2)安全性(3)嗜好性・加工特性について学びます。講義と実験・実習(学外の工場又は研究所見学などを含む)を組み合わせ、基礎から応用、そして実践的内容のカリキュラムで、安全で、機能性が高く、様々な嗜好性に対応できる食品を開発できる人材の育成を行います。 

各種科目

  • 導入科目  1年次に開講される全学共通科目(教養教育)に併設される農学教育科目です。コース別教育に入る前に、学部で行われている教育内容を紹介します。簡単な実習や見学が含まれ、実習は希少糖研究センターや総合生命科学研究センターなどで行います。
  • 共通基礎科目  コース教育や課題研究のための「分子生物学」、「基礎有機化学」、「遺伝学」などの基礎教育科目です。また、「lT活用概論」では、情報科学に関する基礎技能を修得します。
  • コース専門科目  各コース特有の開講科目です。各コースでは、それぞれ「細胞工学」、「農業気象学」、「天然物化学」、「食品化学」をはじめ12科目以上開講されます。また各コースには、コース特有の実験実習科目もあります。
  • 共通展開科目  科学技術の担い手である研究者や専門職業人に不可欠な倫理観、国際感覚などを身につけるため、「生命倫理」、「国際農業論」などの講義を学びます。また医学や環境科学への応用が期待されるバイオサイエンスの基礎知識として「バイオメディカルサイエンス」、「生物環境保全学」などの講義を学びます

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