エディターズチョイス2021を受賞

【農学部広報担当】

この度、日本動物行動学会の学術雑誌Journal of Ethology (Springer Verlag)に掲載された安井行雄准教授の論文がEditor’s Choice 2021に選定され、学会の費用(約30万円)負担によりオープンアクセスとなりました。

2021 Editor’s Choice Award and Editor’s Choice Articles | SpringerLink

Yasui Y, Yamamoto Y (2021) An empirical test of bet-hedging polyandry hypothesis in the field cricket Gryllus bimaculatus. Journal of Ethology 39:329–342 本研究は2018年に日本動物行動学会賞を受賞した雌の多雄交尾に関するbet-hedging理論(カダイラボに解説:香川大学 :: 香川大学農学部 安井 行雄 (kagawa-u.ac.jp))をフタホシコオロギ(写真)を使った実験系で証明したもので、幾何平均適応度(生物集団の持続可能性の指標)の測定方法と統計的検定法を確立したことが高く評価されました。また共著者となった山本悠渡君(修士課程2年)は安井准教授の指導の下、学部生時代の課題研究(卒業論文)としてこの実験を遂行しており将来が嘱望されます(愛媛連合大学院博士課程に進学予定)。bet-hedging(両賭け)理論とは予測できない変動環境の中で生物がどうやって生き延びてきたかを解き明かすものであり地球環境・人類集団の持続可能性、SDGsにも深くかかわっています。安井研究室は関心ある学生諸君やポスドク研究員を受け入れています。

愛犬の才蔵とともに

野外調査地のひとつ高松市公渕森林公園にて

写真:フタホシコオロギGryllus bimaculatusの野生型系統(黒目:左上がオス、左下がメス)と白目突然変異系統(右上がオス、右下がメス)。白目は劣性遺伝のため白目メスが白目オスおよび黒目オスと二重交尾したときに産まれた子供の父親がどちらであるか判定可能。