【研究の背景】
コムギは世界中で栽培・消費されており、人間の生活には必要不可欠な作物です。香川県でもうどん用コムギ品種「さぬきの夢2009」が栽培されており、さぬきうどんをはじめとした特産品の原料となっています。一方で、国産コムギは単位面積当たりの収穫量が諸外国に比べて少ないことや品質が年によって不安定であるといった様々な課題があります。これらの課題を栽培体系の改良によって解決し、いつ・どこで・誰が栽培しても最高品質のコムギを大量に収穫できるようにすることを目標として研究しています。


【最近の研究】
現在は,①スマホやドローンで撮影した画像を使用した生育診断手法の開発と診断結果を基準として生育状態に最適な追肥を行う「可変型施肥法」の開発、②倒伏が助長される原因の究明と対応技術の開発、③果樹園におけるコムギ栽培の有効性に関する検証試験の3 テーマを中心に研究しています。また、日本が99.9%以上を輸入に依存しているパスタ用コムギであるデュラムコムギを香川県で栽培する試みにも挑戦しています。



研究者経歴
https://researchmap.jp/keisuke-m
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