小・中・高校生向け体験型公開講座「ひらめき☆ときめきサイエンス」を実施

ひらめき☆ときめきサイエンスとは、大学や研究機関で「科研費」(KAKENHI)により行われている最先端の研究成果に、小学5・6年生、中学生、高校生の皆さんが、直に見る、聞く、触れることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。

研究者が「科研費」による独創的・先駆的な研究について、その中に含まれる科学の興味深さや面白さを講義、実験等を通じて分かりやすく語りかけ、また、研究者自身の歩み(研究を志した動機等)や人柄に直に触れることにより、学問の素晴らしさや楽しさを体感することができます。

今年度、香川大学農学部では、6つのプログラム(8月開催プログラム3つ、11月開催プログラム3つ)が開催されます。今回、8月7日は高校生向け、8月8日は小・中学生向けに、それぞれ次の3つのプログラムを実施しました。

末吉紀行教授による「がんの転移を抑える物質を海藻から探そう 〜宝探し感覚で体験する新しい薬の探し方〜」

「酵素と病気との関わり」や「抗がん剤について」の講義の後、がん細胞の転移を抑制する物質を、受講生の皆さんに海藻から探してもらいました。 最後に、夏休みの自由研究を意識して、家でもできる簡単な酵素実験を紹介しました。

花木祐輔助教による「世界中で使われている医薬品は農学部から⁉ 〜農学部で創薬研究を体験しよう!〜」

農学部における天然物化学研究の歴史や「科研費」による最新の研究に関する講義を行い、実験では医薬品として使用されている天然有機化合物(サリチル酸メチル)を植物から抽出したり、化学合成したりしました。これらを通じて、農学部における研究が創薬に貢献していることを紹介しました。

松沢智彦助教による「日本の食文化を支える微生物とその酵素を科学する」

発酵に関わる微生物(黄麹菌など)の観察とその酵素について、講義と実験によって体験してもらいました。

この経験により、科学の楽しさやおもしろさを感じ、「農学」に関心をもってもらえると嬉しいです。

11月にもプログラムの実施を予定しております。詳細は、随時HP等でご案内しますので、是非、ご参加ください。

野村美加教授による「作物に共生する微生物の役割」

田中直孝教授による「見えない微生物をどう研究するの? 働く微生物を見て・触れて・育ててみよう!」

田淵光昭教授による「モデル生物・酵母を”知って、観て、触れて” 細胞膜構造と遺伝子の役割を体験しよう!」

詳細ページhttps://www.ag.kagawa-u.ac.jp/hirameki2025/

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