光で変わる植物の成長と栄養

光は植物の生育に欠かせない大切な環境要素です。光の強さ(明るさ)は光合成の速さや生育の速さに関係し、光の長さ(照射時間や昼夜のサイクル)は植物の生活リズムや花の開花時期を決める重要な要素です。

また、赤や青、紫外線などの光の色(波長)は、葉や茎の形や大きさに影響を与えるだけでなく、植物内での色素や栄養成分の生成にも深く関わっています。このように、植物は光の強さ・照射時間・色といった複数の要素に応じてさまざまな反応を示します。

当研究室では、光の強さや照射時間、波長を制御し、植物の生育や形態、栄養成分や健康に関わる成分がどのように変化するかを研究しており、現在は食用ハス(レンコン)やタカナ等を対象に調査を進めています。また、これらの研究成果を農業現場に応用することも目標としており、光制御技術を活用した生産効率の向上や品質改善を図り、持続可能な農業の発展に貢献したいと考えています。

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