飼料用昆虫

魚粉は家畜用動物性タンパク質として優れていますが、魚粉の素となるカタクチイワシは天然資源であり、気候変動の影響を受けやすく、魚粉価格が安定しないだけでなく、持続可能性が高いとは言えません。そのため、魚粉の代替品として安定した供給が可能な昆虫が世界中で注目されています。

動物栄養学研究室では昆虫のうち、アメリカミズアブ(Hermetia illucens)やミールワーム(Tenebrio molitor)などを豚や鶏に給餌し、動物の成長成績や腸内環境などに及ぼす影響を調べています。

なお、上記研究の一部は、環境省の環境研究総合推進費および文部科学省の科学研究費(若手研究)、日本中央競馬会畜産振興事業により実施しています。